English

琉球宮廷婚・守礼の宴 体験ツアー

沖縄県糸満市での琉球風の結婚式

憧れの沖縄県・糸満市で新郎新婦がゲストをもてなす“逆披露宴”

~ 歴史や食に関する様々な体験ができる ~

沖縄はかつて琉球王国と呼ばれ「守礼の邦=礼節を重んじる国」でした。特に、外国からの来賓をもてなす「宴」は、重要な行事として行われてきた歴史があり、宮中料理や泡盛が振る舞われ、宴席を盛り上げるために数々の芸能も披露されたといいます。
その昔、中国皇帝から国王の爵位授与のために派遣された冊封使(さくほうし・さっぽうし)の使節団(冊封使節団)は、沖縄での滞在期間が長かったため、おもてなしの規模も盛大なものだったと伝わっています。
この琉球王国時代の冊封使団おもてなしの伝統を現代に復活させ、「おもてなしの心」を持って行う結婚式、披露宴を「琉球宮廷婚・守礼の宴」と名付けました。

「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」で沖縄県は、日本で最も多くリゾート挙式が実施された場所という結果が出ました。
https://souken.zexy.net/data/trend2022/XY_MT22_report_06shutoken.pdf

image01

これから人生を共にする2人が、沖縄の最南端に位置する糸満市で、琉球王国時代の宮廷料理や伝統料理、琉球舞踊などを学んでおもてなしの作法・心構えを深く理解し、遅れて到着する親族や恩師、友人などの前で結婚の儀「琉球宮廷婚」をあげ、みずからゲストをもてなす「守礼の宴」を行うというプランです。 その守礼の宴の主役はあくまでゲスト。そのゲストをもてなす「披露宴」を、新郎新婦が沖縄の人たちと一緒に演じ、催すという点が最大の特徴です。 あこがれの地、沖縄で結ばれた2人が、豊かな自然や文化、食や美、琉球王国時代のおもてなしの心やその喜びを数倍にして、親などに返す。こうした一連の体験を通じて、沖縄文化を愛し、おもてなしの気持ちを持った「優しく素晴らしい人」に成長するという、琉球王国から受け継がれた歴史的な風習を活用した感動体験です。

冊封使とは

冊封(さくほう、さっぽう)とは、中国の皇帝が周辺国の君主に、国王の爵号を与えて君臣関係を結ぶことをいい、そのために派遣された使節を冊封使といいます。冊封使を中心としてた文化人等からなる使節団を冊封使団と呼びました。琉球王国には、1404年から1866年までに21回の冊封使団が来訪し、多いときで600名を超え、半年の長期にわたり滞在したこともあるといわれています。

糸満市

糸満市は、沖縄本島の最南端に位置し、海人(ウミンチュ=漁師)のまちとして知られています。風光明媚な丘陵地帯や沿岸部を有し、昔ながらの沖縄の文化、面影を色濃く残す、ロマンあふれる地域です。琉球王国ができる以前の三山時代には、北部の北山王国、中部の中山王国とともに南山王国を築き栄えました。その頃のグスク(城)の跡が市内に残り、当時の様子を今に伝えています。

iamge03

ツアープログラム

ツアープログラムは、1週間・6泊7日の長期滞在型「琉球宮廷婚・守礼の宴体験プラン」と、3泊4日の「琉球宮廷婚体験プラン」、2泊3日の「郷土料理体験プラン」などがあります。

なお、以下のツアープログラムは、予定です。断りなしに、部分的に変更になる場合があります。
詳しくは、下記までお問い合わせください。
糸満市観光協会 ツアー事務局 TEL: 098-840-3100  
合同会社ぐらんま 090-1365-9362

琉球宮廷婚・守礼の宴体験プラン
(6泊7日フルパッケージ)

1日目糸満市到着/行程確認/糸満市内歴史的スポット・自然景勝地等視察
2日目フリータイム(終日自由観光) ※オプションで通訳・ガイド・車を手配
3日目琉球王族体験/琉球舞踊体験/守礼の宴打合せ
4日目フリータイム(終日自由観光) ※オプションで通訳・ガイド・車を手配
5日目郷土料理体験/東道盆体験/守礼の宴リハーサル
6日目守礼の宴提供料理準備/新郎新婦王朝衣装着付け/琉球宮廷婚・守礼の宴
7日目チェックアウト

琉球宮廷婚体験プラン(3泊4日)

1日目糸満市到着/行程確認・衣装合わせ・美粧打合せ
2日目フォトウエディング撮影場所確認・動画打合せ/糸満市内歴史的スポット・自然景勝地等視察
3日目フォトウエディング
4日目チェックアウト

郷土料理体験プラン(2泊3日)

1日目糸満市到着/糸満市内歴史的スポット・自然景勝地等視察
2日目郷土料理体験/東道盆体験/琉球漆器を使ったテーブルセッティング
3日目チェックアウト

琉球宮廷婚

玉座を配置し王子と妃に
成りきって行う人前式

琉球王国の王子と妃に扮した2人が、参列者の前で永久の愛を誓う人前式です。
この琉球宮廷婚から守礼の宴まで、すべて専任のコーディネーターが付き、きめ細かなサポートをします。
会場は「シャボン玉石けん くくる糸満 大ホール」。
琉球宮廷婚では、玉座を配置し琉球王朝をイメージした設えをご準備いたします。
参列者の方もご希望により琉球衣装を着てご参加いただけます。

人前式の流れ

  1. 新郎新婦入
  2. 場誓いの言葉
  3. 三々九度
  4. 指輪の交換
  5. 結婚証明書に署名
  6. 賛同の拍手
  7. 新郎新婦退場

リーガルウエディングにも対応

糸満市では、リーガルウェディングに対応しています。 海外にお住まいの方が糸満市で結婚式を行い、市役所に婚姻届を出していただくと結婚証明書を発行し、結婚の公的な記録として市役所に残ります

iamge04
iamge05

守礼の宴

お世話になった人たちに
新郎新婦からの恩返し

新郎新婦の2人が、両親やお世話になった人たちをもてなす宴を、自ら企画・実施するという体験プログラムのクライマックスです。

食でのおもてなし

東道盆(琉球王国の宮廷料理)、伝統料理(ブクブク茶、沖縄そばなど)、その他沖縄の南国フルーツ、海ぶどう、生マグロなどのお刺身、琉球菓子などでおもてなしをします。

音楽と踊りでおもてなし

琉球舞踊、エイサー、などプロの舞踊団に手ほどきを受けた新郎新婦も加わりおもてなしをします。

自然と海と花でおもてなし

沖縄ならではの自然、海、花などでおもてなしをします。

守礼の宴の流れ

  1. 新郎新婦入
  2. ウエルカムスピーチ
  3. 乾杯の発声
  4. 歓談(余興)
  5. 手紙や結びの挨拶
  6. 新郎新婦退場
iamge06
iamge07
iamge08
iamge09
iamge10
iamge11

個別体験メニュー

組み合わせてカスタマイズ可能な糸満ならではの体験コンテンツをご用意いたします。

①琉球王族体験

お好きな衣装を選んでいただき、専門のヘアメイクアーティストにより琉球国王、王妃になっていただけます。

iamge12
iamge13
iamge14
iamge15

②琉球伝統料理体験

琉球料理伝承人の指導のもと、伝統料理東道盆(とぅんだーぶん)や菜飯(セーファン)などについて学び、調理や盛り付けなどを体験します。

※琉球料理伝承人
沖縄の伝統的な食文化の担い手として沖縄県に認証された人で、調理師または栄養士の資格を有し、10年以上の実務経験があり「琉球料理担い手育成講座」の全カリキュラムを受講することが必須。

iamge16
iamge17

③郷土料理体験

沖縄そばや沖縄ぜんざいなど、郷土料理を作って食べる体験です。沖縄そばは麺打ちから始め、天然だしをたっぷり使ったスープで「本格的な沖縄そば」を体感していただきます。その他、季節に合わせ、その時期ならではの材料を使った料理で沖縄の食文化を体験できます。

iamge18
iamge19

④ブクブク茶体験

ふわふわの泡をいただく、琉球伝統の茶道がブクブク茶です。琉球王朝時代に、冊封使団など賓客へのおもてなしとして供されていました。福を呼ぶ茶としても知られています。
お点前は大きな木製の器と茶筅を使って行い、一人分ずつ茶湯を注いだ器に立てた泡をのせていきます。

iamge20
iamge21

⑤ONEVEXRYUKYU(ワンベックス リュウキュウ)による舞踊体験

守礼の宴を盛り上げてくれる糸満の琉球芸能団体のメンバーから直接指導を受け、エイサーなどの舞踊体験ができます。宴ではメンバーと一緒に踊って参列者をおもてなしできます

iamge22
iamge23
iamge24
iamge25

⑥動画、スチール撮影

プロのカメラマンが動画、スチール写真を撮影します。体験や披露宴の様子のほか、ご希望の場所でのフォトウェディングにも対応します。動画の編集、アルバム作成も行います。

iamge26
iamge27
iamge28
iamge29

⑦地域行事の体験

糸満市には数々の伝統行事があります。参加、見学していただくことで、地域資源を満喫いただくことができます。

iamge30

糸満大綱引き

沖縄三大大綱曳きの一つ(残る二つは那覇、与那原)で、県内最大級約180メートルの大綱を糸満市中央で引き合う夏の伝統行事。五穀豊穣、大漁祈願、家内安全、無病息災を願い、勝負の結果で吉凶を占います。

iamge31

糸満ハーレー

旧暦5月4日の「ユッカヌヒー」に、大漁と航海の安全を神に祈り爬龍船(はりゅうせん)競漕をする「ハーリー、ハーレー」とよぶ行事。糸満ハーレーは沖縄の伝統的な民俗信仰のあり方をよく伝え、船漕ぎ行事の典型的な例として、2012(平成24)年に糸満市指定無形民俗文化財となっています